かなぺりー碇泊記

かなぺりーによる海外生活と旅行のネタ帳

#229-230 泡沫

昨日:晴れ

今日:晴れ

 

昨日は午前中部屋の片付け、掃除、引越し作業をし、午後からはやえちゃんとお茶からの酒、夜は新しい部屋の整理整頓など。

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カルガモ注意

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風邪気味だからビールやめてジンジャービアにしたけど食欲ないのに飲んだから余計酔った

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引越しの経緯について少し

引越ししよ。と思ったのには何個か理由がある

1.ヴァレが昼夜問わず喧しい、友達呼びすぎ、なんでもかんでもすぐ汚す

2.大家さんが守銭奴

3.やっぱり満室は窮屈

音に敏感だったり、不潔だったり、知らない人がソファで寝てるのをストレスに感じるのは、この家で私だけ。ただでさえ安普請な造りなのに、ヒスパニック特有の発声と会話量は非常に耳につく。ヴァレにやめてといっても「泊めてと頼まれたら断れない、だって友達だから」ここはパーティーハウスじゃないよといっても「あれはパーティーじゃなくてディナーだから」うるさいよといっても「私は静かにしてるつもりだよ」と一向に埒があかない。仕方がないので大家さんに引越しの旨を相談すると、理由を根掘り葉掘り聞かれ、なんせ私も溜まっていたので、彼女の耐えがたい行動について静かな怒りを湛えながら全部報告した。ルーカスももうすぐビザ切れで退去するし、4月まで居る予定だったはず&もうすぐルカも帰ってくるのでしばらくは安定と思っていた矢先に私が突然退去を申し出たので、一気に3人分の家賃収入を失うことを危惧してか、大家さんは必死に私を引き留めた。別にもう出ること決めたからそんなことしてくれなくていいのに、「これ以上ルールを守れないなら退去通告も辞さない」と大家さんがヴァレに警告しちゃったため、それを受けたヴァレが激昂、「なんで私ばっかり怒られるの!文句があるなら大家さんにじゃなくて私に直接言いなさいよ!」と私に八つ当たり。や、言っても治らないから大家さんに報告したんですけどね。しかし警告受けたにもかかわらず、受けたその日に再度パーティー、翌日に友達を泊めるという強気な姿勢。お見事。引越しまでの数日はしばし冷戦、お互いストレスが溜まって一触即発の空気。ヴァレはずっと扉やドアを激しく開け閉めして怒ってますアピールをしていた。つくづく喧しい。家に居ても安まらないし仕事は忙しいし心配ごとはいっぱいあるしで心身ヘトヘト。引越し2日前、良く言えば中立、悪く言えば板挟みのルーカスがじっくり話を聞いてくれて、大丈夫?と心配してくれた。色々吐き出したら涙が止まらなくてルーカスの前で泣いた。ルーカスは、私の気持ちもよく分かるけど、ヴァレも私の急な退去に動揺して悲しんでワァワァ泣いてたよ、切り出しづらいと思うけど、2人で話し合いした方がいいよと言った。たぶんヴァレはすぐには行動を改めることができない。そして私はそれを我慢できない。彼女のことは好きだけど、これ以上一緒に生活はできないししたくない。でも、私が退去を申し出たことで、家の雰囲気や彼女の気分を悪くしてしまったことについてはちゃんと謝ろうと思い、無視し続けていたヴァレと昨日の朝やっと直接話した。最初はヴァレもやや反抗的だったものの、お互い落ち着いて話せたし、引越しさせるほどのストレスをかけてごめんねと彼女からも謝罪はあったが、最後までやっぱりヴァレの考えは変わらず、涙ながらに「友達を家に呼ぶのは普通のこと。私だって家賃をちゃんと払ってるし、みんなの許可もとってる(※とってない)。それを否定されるのはどうしても解せない」と主張していた。あ〜、やっぱりダメだこいつと思った。どっちにしろもう出るし、納得はしてないけどとりあえず形だけの仲直りはできたからいいやと思って一件落着ということにした。昨日は新居で一夜を過ごし、先ほど最後の荷物の移動をするために前の家に戻ると、見知らぬ車が3台、外のテーブルには空いたボトルの山、ソファで何人か酒くさい寝息を立てており、起き抜けのヴァレが「やべっ…来たんか」的な顔をしていた。たぶん探したらもうちょっと色んなとこから人出てきそう。いいよ。昨日はクリスマスイブだったもんね。何も言わない。厄介なのが居なくなって、さぞ気兼ねなくパーティーできたことでしょう。心底、昨日引っ越せて良かったと思った。所用を済ませるため、庭の木陰でお茶を飲みながら書類の整理をしていたらルーカスが起きてきて、また少し話してくれた。ルーカスだけは最後まで常識人だった。この家にもう用はないけど、ルーカスの見送りだけは絶対来よう。

ざっとこんな感じ。全然少しじゃないな。とりあえずひと山越え、余計なストレスも減ったので気分良く新しい年を迎えられそう。またひとつ成長した師走でした。これから気晴らしにやえちゃんと海行ってくる。