かなぺりー碇泊記

かなぺりーによる海外生活と旅行のネタ帳

#269-270 もう二月

*昨日
朝ファーム、午後シェッド。シェッドに着いたのは丁度昼過ぎで、ランチタイムだった。休憩室前で寛いでいるみんなが「中に珍しい人がいるよ!」と挙って口を揃えるので誰かと思って見ると2週間前に去ったはずのジョアオがいた。町から遠すぎるという理由でここをやめ別の仕事をしたが、体調不良で一日休みを取ったあと一切仕事に呼ばれなくなってしまい、やむなく?いや本人たっての希望で戻ってきたとのこと。何にせよまた一緒に仕事ができて嬉しい。帰り、ジョアオの車に乗せてもらって町まで帰った。普段飲み会とかパーティーとか一切お断りのアンチ・ソーシャル・ジョアオが珍しく今日は一杯飲みたい気分だというので、川べりの公園でビールを片手にこの数週間のあらゆるドラマについて報告し合った。やっぱあそこのエージェントはクソだねという結論に達したところで解散した。英語で喋って泣きながら爆笑する日が来るとは思わなんだ。楽しかった。
帰宅後、大家さんに今夜は何十年ぶりかのスーパームーンだから一緒に屋根に上がって見ようと言われ、少し付き合った。大家さんとサンブカを飲み交わし、インドネシア土産のクローブの香りがする煙草の匂いを嗅ぎながら月の出を拝んだ。あとなんかすごい高かったという、めちゃくちゃ良い匂いのアロマランプも焚いてくれた。お高い香りがした。
9時過ぎ、やえちゃんゆいちゃんのりくんとビーチへ。寝っ転がってワイワイしながら星を眺めた。天の河はくっきり見え、流れ星もいくつも見え、蚊に数カ所喰われ、なんとなくみんなして「肉まん食べたいね」「のりくんちょっとセブンのおでん買ってきて」「わたしツナマヨおにぎり」とか言ってコンビニを恋しがった。青春か。夏とはいえ夜は寒くてさびいさびい言いながら1時間半ほどで帰宅。
*今日
今朝また死にかける。今回の運転手はミロだった。私はまた一番後ろの席にいた。左折の前のブレーキが遅過ぎたのに無理矢理曲がろうとしてスリップした。また…!今度はおめえか!!と内心思いつつ「ちょっ…待って!」と、か弱い声が出て気付いたらとなりのアンドレアを盾にする形で必死に抱きついていた。ヤクザでも乙女。自分の被害は最小限に抑えようとする本能が働いたらしい。右に左にハンドルを取られ、止まったのは大木の寸前。幸い車もみんなも無傷だったけど、朝6時、全員バッチリ目が覚めた。その後ファームに着くまで怖すぎてみんなして「もっとスピード落とせ!」「止まれ!」「気を付けろ!」とやんややんや。私も動悸がなかなか収まらずアンドレアを終始ぬいぐるみのように抱えていた。アンドレアも黙ってぬいぐるみに徹していた。ミロは映画の見過ぎ、そして自分の運転スキルを過信し過ぎ。ギリギリでもイケル!と思っちゃうその神経がわからない。イタリア人の運転にはもう辟易…お願いだから普通に仕事いかして
今日の帰りはミロに運転させまいと、前半はアンドレア、後半は私が運転した。助手席にいたひ弱でおなじみの韓国人ジェイに「Ahhh! your driving is always comfortable(かなの運転だと安心する)」とかなんとか言われたけど、おい!てめえもちっとは協力せいや!運転しろとは言わんけど助手席にいる以上運転手(ミロ)の注意喚起くらいするのが務めだろ!ジョシュを見習え!いっつもグースカピーヒャラ寝やがって!てかオメー過去4回の事故全部乗ってるじゃねーか!皆勤賞か!どんだけアンラッキーしょってんだよ!疫病神かさては!と思いつつ薄ら笑いの遠い目でThanks,と返した。まったくどいつもこいつも。まともなやつはおらんのか…

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最近職場に一緒に出勤している課長の犬、アクセル。そういえばケアンズのシェアハウスのスピッツの片方もアクセルだったなあ。最早遠い記憶