かなぺりー碇泊記

かなぺりーによる海外生活と旅行のネタ帳

#314-316 濃すぎ

*土曜
新しく友達になったはるかちゃん(生年月日と血液型が偶然一緒だった子)とファーマーズマーケットへ。軽く回ったあと、車のシートを掃除したくてカーペットクリーナーを買いに行った。帰宅後ホムスやフルーツゼリーなどちまちまと作り、洗濯なども済ませ、車のお掃除と点検もやった。午後おんじの家に借りてたプランターを返しに行き、ついでにお茶と野菜いただいて帰る。

*日曜
昼前からルカがミートソースを作ってくれた。自分はビーガンだけどぜひ本場の味を食べてほしいからかなのために作る!と言ってたからどんな秘伝の技が出るのかとワクワクしてたら普通にネットのレシピ動画みて作ってた。しかも最初は「自分は食べれなくても作るのは全然構わないから」と何やら優しいことを言ってたけど、作ってる最中にだんだん「来週はなんか美味しい日本食作ってね」「来週は絶対にかなの番だからね」と圧をかけ始めた。いやになっとるやんけ。笑

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美味しかったです!ありがとう。ルカによる私のためだけの5人前ミートソース。3日はもつ!
そのあとレイクケイブという鍾乳洞に行ってきた。閉園1時間前だったけどぎりぎりガイドさん付きの探検ツアーに参加できて楽しかった。世界ふしぎ発見!の中にいるみたいだった。

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*月曜
ジェットコースターのような一日だった。
今朝、また、カンガルーをはねた。それはそれはでかいカンガルーだった。遠くから姿を認識することも、減速する余裕などもなく、茂みから見計らったように飛び出してきたところを豪快にはねた。飛び出してくる位置があまりにも近すぎた。手をのばしたら触れるくらいの近さに現れたもんだから、どうあがいても止まれない、避けれない、どうすることもできず、ハンドルも切らず、スピードも100kmのまま、絶叫しながらはねた。
バン!という衝撃のあと、フロントグラスが何かの液体で汚れ、粉々に割れたライトの破片がジャリジャリとフロントグラスの上をすべるように通過し、煙の匂いが鼻をかすめた。もーーーーーーなんなのもーーーーー!最悪!!!カンガルーなんか大っ嫌い!!!ショックと怒りが混ざった状態で、とりあえず路肩に車を寄せ、降りて様子を見た途端、ああもうだめだこりゃ…と急に悲しみがこみ上げてきた。ボンネットは凹み、ロゴのパーツは外れ、右のライトは完全に逝き、ラジエターも一部破損。クーラントの予備ボトルみたいなやつも割れてた。職場まであと10分ほどのところだったので、ルカが運転を代わってくれて、とりあえずそこでまた様子を見ることになった。
落ち込んだまま職場に行き、みんなに報告すると、みんなどれどれと車を見て「派手にやったね〜!」と笑った。笑うなよお!!励ましてくれる人も同情してくれる人ももちろんいて、うれしかったけど、落ち込みすぎて素直に受け取れなかった。昼前、ルカに車を洗い流してもらった。

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カンガルーのうんこだか体液だか内臓だか知らんけど猛烈にクサい。悲しみ…
ちなみにジョアオの励まし方が一番マシだった。というのも、ジョアオはなぜか全身傷だらけで、変な歩き方で出勤しており、聞くと日曜に趣味のロードバイクで無茶な運転をしまくって、派手に転んで木に衝突しかけたとのこと。転倒の瞬間、サドルとどこかの部品の間に片タマを強く挟み、あとでパンツを見たらかなり出血もしてたらしい。手首もひねり、はずみで携帯の画面も割れ、踏んだり蹴ったりだったんだ、でも神様、ありがとう、ふしぎなことに俺はまだ生きているよ。バイクと携帯の修理費と、完治するまでの医療費合わせたら、かなの車と大差ないよ。と言われて、…うん、まあ、そっか、怪我がなかっただけ良かったかもな…とちょっと気を取直した。あと事あるごとに顔芸で笑かしにきてくれたので少しずつ元気でた。
帰る前にふとメールをチェックしたら、移民局からセカンドビザ発行のお知らせが届いていて、歓喜に沸いた。なぜこのタイミングで!!手放しで100%喜びたいのに、喜ぶ元気が今ないんですけど!!!でもよかった、申請から約1ヶ月半待った…
帰り道、保険屋に電話して、修理屋に行って見積もり取って、かかる費用を確認してまたため息。怪我がなかっただけマシ…レッカーにならなかっただけマシ…ルカが横にいてくれただけマシ…みんなが励ましてくれただけマシ…マシマシ…小さなラッキーを集めて前向きに考えていくしかない…と思いつつも、大事に乗ってた車だったし愛着があったので、どうしても堪え切れず、1人にしてくれと頼み30分ほど大泣きした。大家さんやシェアメイトにも話して少しずつ落ち着きを取り戻し、寝る頃にはだいぶ回復。明日からしばらく仕事休む。どっちにしろ足がないので休まざるを得ない。良い機会なので休養に専心する。