知れば知るほど
昨日はお昼ころから徒歩散策。春らしい陽気で歩いて少し汗をかいても清々しいお天気でした。
Porta serrata 大昔に使われていた、町を囲む門のうちのひとつ
漫画みたいな車!もう動いてないぽい、停めてあるだけ。可愛い〜。ときどき町の中を三輪車がチキチキいいながら走ってて、見たことすらない昭和初中期の雰囲気を今味わせてもらっている。日本の田舎でももうなかなか見ないから逆に新鮮
他所のアパートの中庭に桜らしき木
テオドリコ廟 広くて青々しい公園
池に近づいたら岸で甲羅干ししていた亀が一斉に水に飛び込んで行った。大から小まで大量の亀
亀と土筆
梅(本当は古代プラム)の花
桜だの梅だの土筆だの日本の春みたいな風景の中に、ようやく紛れもないイタリアの存在感が復活。
ああ良かった、荘厳で重みのある異国の歴史がここに。
とか言ってるそばから
ギャルズ!!!
夕方マテオのこれまた荒い運転でMarina Romeaというラグーンにドライブに行く。途中何回も「おおおおお車間をあけろおおお」「こんなせめー道で80km/hも出すなあああ」「カーブ前で加速すなあああ」てなる。走り方がリアルマリオカート。これが若者所以なのかイタリア人所以なのかは謎
車を停めて松林を歩く。また馴染みのある風景…そんでもってねえ知ってた?ラグーンていわゆる「潟」なのね
釣り小屋とかある
桟橋で一服。
マテオが言っていた。このへんはご覧のとおり潟だらけだから地盤がゆるくて無闇に建物を建てられないんだと。でもそのおかげでこうした自然環境が変わらず在り続けられるんだと。一緒…新潟と一緒…
地元の若者がダベダベしに来る場所
風もなく穏やかな水面
中洲には歴史的に有名な人がかつて住んでいた?小屋があるとのこと。小舟でしか近づけない
夕陽が落ちるまで静かに見守る。なんともいえない平和な時間だった
帰宅後、新顔のアレッサンドロ君も遊びに来たのでお土産の日本酒を開ける。ワイングラスが大きめだったからか飲み方がみな豪快。大丈夫かと心配になるほどグイグイ飲んでて、そんな飲み方してたら美味しいとこ利き逃しちゃいそう…と思った。グラス選びもやっぱ大事ですな。
そして夕飯はまさかのろばた焼き…ではなく日本食レストラン
今まで自分たちが通っていた場所が、日本人がちゃんと認める日本食レストランなのかどうか知りたがっていたアレ君
シャリは握ってないやつだったけどネタはかなり良かった
揚げてあるのとか、色々加えたりまぶしてあるのも勿論ある。許容範囲。
天ぷらも及第点
餃子は蒸し。海老とかイカの炒めものもあり、味付けも美味しかった。料理のバリエーションと店員さんの見た目から、多分日本人の経営ではなさそうだけど予想したけど、日本食を間違った方向には持っていってないし日本食に対して十分なリスペクトを感じられるお店だった。嬉しいなあ
ていうか外国にいるのにほんとに外国に来てる気がしない。ちょっと走ったら実家帰れそうだ。